ペッパーズ・ゴースト

伊坂幸太郎氏の久しぶりの書き下ろし長編作品。

ちょっと先の未来を『先行上映』のように見える主人公。

ネコジゴハンターのロシアンブル、アメショー。

面白い登場人物が繰り広げる痛快なストーリー。

なんとなく『ゴールデンスランバー』や『マリアビートル』あたりをテイストを感じながら、伊坂幸太郎氏らしい気持ちの良い文章を気分良く読み終わることができた。

ありがとうございました。

★★★★★

 

ワーク・シフト

今現在、自分自身が置かれている仕事の状況や環境変化のため、9年ぶりに再読。

9年前に読んだときにも本書には感動したが、どこかでまだ少し未来のことのように感じていた。
仕事への考え方、働き方を変えないといけないと思いつつも、目の前の仕事はそんなに変わるわけもなかった。

しかし、ここ数年で状況は一変する。

本書では2025年には環境のためにリモートワークが主体となるとあるが、新型コロナ禍で一気にリモートワークが進んだ。
私自身もほぼ会社には出社することはなくなり、ほとんど自宅からリモートワークしている。

会社の競合相手が国内から海外に変わっていったり、会社の人事制度も大きく変わってきた。

まさに本書で書かれていた様々な変化が2025年を待たずして実感できるところまでやってきている。

すぐにでも3つのシフトを実践しないといけないと決意。

★★★★★

 

民王 シベリアの陰謀

待っていた池井戸潤氏の新作で、民王シリーズとして約10年振りの新作となった。

前作も民主党政権菅首相と当時に合わせた皮肉な内容の作品だったが、
今回はコロナウィルスがテーマ。

単なるコロナウィルスだけでなく、最近のSNS等で日本全体で一点集中で徹底的にバッシングする良くない風潮についても大いに皮肉っていて痛快な内容だった。

何かに反対・バッシングする風潮も何らかのウィルスが原因であって、ワクチンや予防薬ができるとよいのだが。

 

でも、やっぱり池井戸潤氏にはビジネスをテーマにした新作を願う。

★★★★☆

 

プロティアン

まさに今現在、会社が大きく変わる中、自分自身も10月からは新しい組織の中でどのように仕事に取り組んでいくのか悩んでいた。

これまで25年以上、会社の中でキャリアを積んできて、そこそこのポジションも得てきたが、これからは新しい職場で自分の立ち位置も新たに作り出していかなければいけない。

その最中に本書を読んでみて、かなり前向きに考えることができるようになった。

これからの仕事も自分自身のキャリア形成を考えると、決してマイナスになることはなく、新しい仕事内容や新たな仲間は自分の今後のキャリアに何らかの形でプラスになるはずである。

最初から悲観せず、しばらくは前向きに頑張ってみたい。

★★★★☆

 

彼方への挑戦

 

松山英樹の自叙伝。

今年4月のマスターズ優勝という日本人初の偉業達成には、こんなにも苦労と挫折があったのかと初めてのエピーソードに感動した。

マチュアのときからトップレベルで活躍し、2016年には世界ランク1位にも迫る勢いがあった。
ここ数年は苦労しているようにみえるも、PGAのトップ30選手しか出場できないツアーチャンピオンシップも出場し、トップレベルを維持しているから、スランプのような大きな苦労を感じることができなかった。

大きなことを成し遂げるには、才能よりも努力がやっぱり重要ということ。

★★★★★

 

ザ・ゴール

15年ぶりに名著『ザ・ゴール』を読み直した。 

15年前の僕はチームリーダーくらいで、まだ管理職にもなっていなかった。
(課長になる少し前くらいか)

naruhito-t.hatenablog.com

 当時はチームリーダーとして、ソフトウェア開発のプロジェクトを回すのに悩んでいたこともあるので、自分のために読んでいたんだと思う。

今では管理職にもなり、そこそこの立場にも昇進すると、自分自身で直接プロジェクトを管理することはなくなったが、若いマネージャやリーダーが相変わらず同じようにプロジェクトが遅れてしまい苦労していることがまだまだ多い。

15年ぶりに本書を読んでみたが、今も同じような状態だなぁと感じた。

本書はソフトウェア開発のプロジェクトではなく、工場を舞台にしたものであるが、部分的に最適化するのではなく、全体のスループットを上げることを考えないといけないのは、同じことのはず。

10月には自分自身も会社人生の中で最も大きな変化が待ち受けている。
しばらくは、現場感覚を取り戻すべく、勉強していきたい。

★★★★★