SHIFT解剖 究極の人的資本経営

このIT業界でテスト専門の会社としてSHIFTの名前を聞くようになってから随分と経つが、いつの間にかここまで大きな会社になっていたとは驚きである。

テストにはITの高い専門スキルで不要で多種多様な人材を採用して成長していることは知っていたので、どんな会社なのかと思い、本書を読んでみた。

結局は仕事をするには人の力が必要であり、人材を集めるだけでなく、どうやって育成していくかが重要である。
徹底的にデータにこだわり、一人ひとりに向き合って成長を促すところは普通の会社では簡単に真似できるものではない。
企業規模が大きくなっても当初の信念を曲げずに継続しているところは感銘を受ける。

本書の取材がなされたのはちょうど1年前の2025年春ごろのようだ。

この1年で生成AIは想像以上に進化してきた。特にテストだけでなく、IT業界はAIによる置き換えが最も期待されているところなので、ここまで集めた社員をどう活かしていくかが気になるところである。

★★★★☆

 

冤罪の深層 追跡・大川原化工機事件

この冤罪事件については概要はもちろん知っていたものの、詳しい内容までは知らなかった。
申し訳ないが、NHKの番組を見る機会がこれまでなかった。

しかし、今の時代にこんなことがあるのかと思って本書を読んでみたのだが・・・
想像以上に、警察・検察による恣意的な冤罪事件だった。

真面目に働いていても、犯人に仕立て上げられるとは…
さらに、命まで失っていることを考えると、二度と起きないことを願う。

★★★★★

 

VOLVO XC60

いろいろあってXC40を2年半で手放して、XC60 Ultra B5 AWDに乗り換えることになった。
特別、XC40に不満があったわけでもなく、むしろ、かなり気に入っていたのだが、新車に乗り換えるのに良いタイミングがあったため、せっかくなら一回り大きいXC60に乗り換えることにした。

本日納車。

ボディカラー:フォレストレイク

内装:ブロンド

企業不祥事の真相 「普通の人」を悪者に仕立てる歪んだ構造

なくならない企業の不祥事がどのような構図で起きるのか。

犯罪ではないので、最初は何気ない気持ちだったり、目先のちょっとした問題を取り繕う程度の気持ちで始めたものが、途中で方向性を間違えたり、自己肯定したり、途中で引き返せなくなってしまって、企業存続を揺るがしかねない大きな問題へと発展してしまう。

今までの自分の会社人生の中では、当然ながらうまくいったことばかりではなく、大小様々な失敗も重ねてきた。
今振り返ると、失敗したことばかりが思い出されるわけで、一歩間違っていたらヤバかったこともあったように思う。

失敗を失敗と認め謝罪し、誠実に対応することが、結果的にうまく幕を引けること。
法律、コンプライアンスに反しないように真っ当に仕事していくこと。

★★★★★

 

CHANGE 組織はなぜ変われないのか

こちらも4月から新たに組織の長に就くことになったために再読。

古い体質と文化の組織の変革を進めるために、生存チャネルを沈静化させつつ、繁栄チャネルを活性化させるためのリーダーシップを発揮しなければならない。
と言うことは簡単だが、実践するのはかなり困難だということは目に見えている。

しかし、55歳になった自分をそのような組織長を任命されるということは、まだ会社にも期待されているということだと思うので、前向きに頑張ってみたい。

うまく行かないときは、またこの本を読み返しているだろう。

★★★★★

 

企業変革力

この4月から仕事が変わることになった。
今まで以上に大きな組織をリードすることになったが、古い組織でドラスティックな変革の実行を期待されての異動になったようだ。

正直なところ、なぜ自分が抜擢されたのかもわからず、大きな不安しかない。

しかし、変革の実行がミッションになったので、久しぶりにこの本を読み返してみることにした。

約30年前に書かれた本であるが、本質には何ら古くはなっておらず、今でも大いに勉強になる。

少しは勇気づけられた。

★★★★★

 

集団浅慮:「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか?

フジテレビ問題を芸能ゴシップの側面ではない視点で解説した良書。

芸能ゴシップとして捉えた場合には、そこから自分達への学びには何もならない。

しかし、集団浅慮というキーワードを軸に、どんな日本企業や組織においても起こりうる問題として提起されており、自分自身にとっても戒めになった。

近年、会社では自社・職場へのエンゲージメントを高めることが重視されている。

自分のチームのエンゲージメントを高めるために、チームの結束力を高めたり仲良くなることは決して悪いことではないが、もっと大きな組織として考えたとき、チームに壁ができ、流動性が低くなり硬直化するような悪影響も心配する。

いろんなことを考えさせられる本であった。

★★★★★