GNU Cryptoのバグ

標準のJ2SDK 5.0では利用できず、GNU Cryptoでは利用できる RSASSA-PSS 署名について使い方を書こうと思っていました。(RSASSA-PSS署名は、PKCS#1 v1.5 署名をこれから置き換えていこうとするRSAアルゴリズム暗号を使用した署名方法の1つです。詳細は、『PKCS#1 v2.1 RSA Cryptography Standard』。)


しかし、GNU CryptoのRSASSA-PSSを使ってみたところ、思うような署名結果が得られませんでした。(自分でJavaで実装したRSASSA-PSSの署名結果と比較したところ違う結果を得ていました。)
そこで、GNU Cryptoのソースをチェックしてみたところ、EMSAエンコード部分にバグを発見し、それを修正することで正しく動作するようにはなったのですが、現在の最新版である GNU Crypto Version 2.0.1は使えないので、別のネタを探してみます。


発見したバグはすぐにGNU Cryptoの開発者に報告し、バグであったことを確認してもらいました。いつ頃、修正版がリリースされるかわかりませんが、バグ内容と修正方法を知りたい方は個別に私までメールください。