最近の製品リリースのニュースでは日本版SOX法対応をうたったID管理製品が目立ってきたように感じる。
"SOX法"、"内部統制"などについてGoogleってみれば、解説したWebサイトがいろいろと出てくると思う。日本版SOX法は2008年頃から施行されると言われているが、現時点ではその法内容はドラフトの域を出ておらず中身は確定していないはずだ。というと、まだ『日本版SOX法に対応』と声高らかに宣伝するのはどうなんだろうか...。
ID管理のビジネス自体は製品を買ってインストール&セットアップして終わりではなく、企業システムの現状分析から始まって段階的に管理範囲を拡大していくようにしなければならないと思う。そうした場合には2008年の日本版SOX法に対応するためには今のうちにビジネスを開始しなければならないということも理解できる。
- [Enterprise Watch] CA、「日本版SOX法に対応する」ユーザーID管理ソリューション
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/software/2006/01/16/7009.html - [Sun] アイデンティティ情報とアクセス権限の監査を徹底し、企業の内部統制を支援する業界初のソフトウェア「Sun Java System Identity Auditor」を販売開始
http://jp.sun.com/company/Press/release/2006/0111.html - [IT Pro] 米Oracle,ID/アクセス管理スイート「Oracle Identity and Access Management Suite」を提供開始
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20051221/226588/