「ストロベリーナイト」の続編的な小説。
読みたかった本が文庫本として発売され買いやすくなかったので、さっそく読んでみました。
「ストロベリーナイト」では、残虐な連続殺人を描き、
気持ちよい疾風感を出しながらも、残酷なシーンは生々しくリアルに表現されていた。
本作「ソウルケイジ」では打って変わって、人間の優しさが突き動かした殺人事件。
ストーリはどんどんと流れていくのに、溜めがある部分はしっかりと描かれている。
そして、最後の自分で手首を切り落とすシーンのように、読んでいるこちら側が思わず歯を食いしばってしまうようなリアルな描写は健在。
非常に面白かった。
個人的には「ストロベリーナイト」よりも良かった。
★★★★★
- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/10/08
- メディア: 文庫
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