日本の従来型のIT業界にいるものとしてみては、思い当たる点ばかりで非常に耳が痛い。
確かに日本のITベンダー、特にSIerの将来は暗い。
所詮は人月商売による過酷な労働産業であり、知的な部分は実は少ない業界だ。
これが欧米のIT業界では全然違う点であり、日本らしい部分(皮肉的に)でもある。
10年どころか、あと5年後にはこの業界はどうなっているのか非常に心配である。
内容はそこそこ面白いのだが、本書の作り、文章は雑すぎる。
私は読んだことがないが、これまでの雑誌やWebサイトでの連載を
あまり考えずに、つなぎ合わせただけという感じが強く、読みにくい。
内容をちゃんと推敲して書き直してくれれば、同じ内容でもボリュームは半分になったと思う。
誤字・脱字もいくつも気になり、ちょっとレベルが低い...。
★★★☆☆
- 作者: 木村岳史
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/04/18
- メディア: 単行本
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