栗山ノート2 〜世界一への軌跡〜

野球の本ではなく、ビジネス本、自己啓発本としてよいもの。

我々が熱狂して観てきたWBCの中で、栗山さんがこんなことを考えていたのか。
仕事の中でも、こんなに人のことを真剣に考えることができていいるだろうかと非常に考えさせられる。

★★★★★

 

ジェネレーティブAIの衝撃

読むのが遅すぎた。もっと前から、ちゃんと勉強しておく必要がある技術。
IT業界においては、これからどんなシステムにも必須になるはず。

そういう生成AIを広く浅く理解するには本書は適していると思う。
しかし、何度も同じようなことが書かれていたりするし、内容は薄いので、さらにテーマをしぼって本を探してみたい。

★★★★☆

 

オムニバス

姫川玲子シリーズはいつもの期待通りに読むことができる。
長編はシリアスに感じるが、短編は砕けた感じにもなっていて、サラッと読めてしまう。

★★★★☆

 

逆ソクラテス

文庫化されたことを契機に、単行本を再読。

子どもたちが主人公の短編集だが、これがなかなか痛快で面白い。

さらに、この表紙が大好き。

★★★★★

 

一人称単数

超久しぶりの村上春樹

随分と昔に何か読んだことがあったと思うが、文学的すぎて自分には合わないと感じたものだ。

とはいえ、最近は読みたい本も少なくなってきたので、薄い文庫本に手を出してみた。

そうそう、これこれ。こんな感じ。

意外に心地よく感じている自分に気付く。

(久しぶりだからかもしれないが)

勝手に離れていたが、ちょっと他にも読んでみるか。

★★★★★

 

 

正欲

評判の高く、今秋に映画化されるという帯もあり読んでみたのが、私にとってはちょっと難しかった。

そもそも、良い読後感を得ることができるはずもないテーマだし、作者としては社会への問題提起の意味もあったんだろう。

それにしても、重い...。

しかし、LGBTダイバーシティと叫ばれている社会ではあるが、それは我々がまだ想像できる範囲でしかなく、その想像を超えたものの受容はできていないというのは全くそのとおりであり、非常に考えさせられる作品だった。

★★★☆☆