ずっと気になっていたサスペンス小説。
数学があまりわからなくても読めるとは思うが、
量子力学の部分は聞いたこともない人にとっては難しいと思う。
ただ、この小説のキーである<すべてのとき>のイメージには量子力学が重要というところが面白い。
訳の分からないくらいに難しい理論で、読者にたいして何となく本当っぽいと思わせつつ進めていく辺りが。
僕は昔から確率論が大っ嫌いだったので、本書でも確立の部分は適当に流し読みしたが、面白く読めたことには変わりなかった。
これも量子力学と同じで、分からないから突っ込むこともできないという、作者の思う壺なんだろう。
★★★★★
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