ネチケット。

某セキュリティ関係メーリングリストネチケットに関することが話題になった。
ネチケットとは「ネットワーク・エチケット」からの造語で、E-MailやNetNewsなどの書き方、返事の仕方などのマナーをまとめたもの。
最近では"ネチケット"という言葉すら知らない人が「インターネットだ」、「メールだ」とやっているんだろう。
どこかのジィさんみたいな言い方になってしまうが、昔はネチケットに反する記事をメールしたりNetNewsに投稿すると、すごく怒られたものだ。僕自身もそのときのクセは残っていて、メールの返事を書くときには元のメールを全文引用などせず、必要な部分だけを抜き出して引用したりしている。

ネチケットについては、次のWebサイトで勉強できる。知らない人は、まずは読んでみて欲しい。もしかすると、今まで日常的にしていた行動が実はネチケットに反しているということがあるかもしれない。

昔々、ネチケットに対して厳しかったころは誰もがダイヤルアップという低速な回線で接続していて、さらに専用線も細いものだった。だから、ネットワークは限りある資源であるという意識が強く、みんな使用するネットワークに無駄なデータを流すことはとても悪いことと考えられていた。また、Internetは技術者や研究者によって使われていたものであって、コンピュータに無知な人は使っていない時代だった。だから、厳しいネチケットも存在することができたのだろうと思う。

しかし、今のブロードバンド化された時代ではコンピュータ素人さんの方が多く、またデータ量に対する意識が低い、もしくはなくなっているのではないだろうか。数MBもあるデータを平気でメールに添付して送ってくる輩もいる。いくらブロードバンドといっても、ネットワーク資源は限りがあるものなので、データサイズくらいには注意してもらいたい。

普段はLANやADSLで接続しているので添付ファイルのサイズはあまり気にならない。でも、たまにAIR-EDGE 128Kbpsを使ったりすると、サイズの大きなファイルを添付したメールにはイライラする。