キーボードを打鍵する音からどのキーが押されたかを非常に高い確率で検出することができるという研究結果が報告された。
確かにキーボードを叩く音はどこかリズミカルである。特に名前や定型句のような決まりきったフレーズを入力するときには人は、一定のリズムになっているかもしれない。(少なくても僕はそうだ。)
しかし、忘れてはいけないのは、日本語は変換しなければならないということだ。同じ読み方でも変換した言葉によっては全く異なる意味を持つ。さらに、予測変換機能を使用している場合には、少ないキー入力で文章が完成してしまうことも可能だ。
だから、日本語のような変換が必要な言語圏ではこのアタック方法はそれほど脅威ではないかもしれない。
しかし、一般的にはパスワードは英数字と記号(つまり変換しない)というフレーズになっている。そのため、入力しているキーの傾向を分析することでパスワードらしい文字列を検出することも可能かもしれない。
