ザ・ファシリテーター

チームがうまく回らないという状態が続き、最近は本当にこの手の本を読んで勉強するようになった。昔は技術的な本ばかり読んでいたような気がするが。
僕のチームでは何が問題なのかを考えてみた。割と新しいことをやっているので、僕よりも年をとった人たちは技術的についてこれていないところがあるようだ。さらに、僕の方がいくつも年下ということで、遠慮しているところもあるらしい。わからないことをわかないと言ってくれないことは非常に困ること。(僕自身も気軽に質問できないような雰囲気をかもしだしているのかもしれないので、反省しなければいけない。)そうなってくると、チームでの議論は活発にはならず、打ち合わせではもっぱら僕がしゃべるだけ・指示するだけということがある。こういう状態は最悪だ。指示待ち人間が増えるだけで、自ら何をしなければならないのかを考えることができなくなってくる。また、何のためにやるのか、仕事のミッション・目的という本来は仕事をする上では絶対に理解していなければならないことも、ないがしろにされている。
こうなると、生産的・創造的な仕事はできなくなってくる。本当にマズイ状態だ。
ということで、最近はファシリテーションについて勉強中。ファシリテーションを行うことでチームの内部からゴールを共有し解決に向けて進むモチベーションを築いていきたいと考えている。

ザ・ファシリテーター

ザ・ファシリテーター

この本は非常に面白かった。★★★★★
フィクションであるから、現実の世界でこんなにうまく事が運ぶことはあり得ないのだが、本の中の人たちはすごく羨ましくなる。僕もこんな生き生きとしたチームを作るために努力したいと思った。
この本では下のように色々なキーワードが出てくるので、これからもっと勉強しなければならないと思う。特に『ファシリタティブ・リーダー』という言葉が気に入った。僕の今年の目標にしたい。

今後もまだまだ"ファシリテーション"については勉強していこうと思っているが、それにしてももっともっと早くから"ファシリテーション"に出会っておきたかった...。