人間と機械。

4月21日(金)のエントリで、頭を使わない人間、指示を待っている人間について書いた。
どうもグチっぽく書いてしまったが、僕自身も反省しなければならないんだろうとは思う。機械と人間の違いって考えるか、考えないかということ。なぜ人間は考えるのか...。

『人間は何かの目的や目標を常に持っていてそれを達成するためにどうすれば良いかを考える。だから、常に現状に満足することなく何か新しいことをやっていれば高いモチベーションを維持することができる。』

というようなことがキレイな答えなのかもしれない。でも、現状に満足してしまっている人間にとってはより高い目標を押し付け、新しいことを要求することは、かなりの苦痛になるのだろうと思う。何も考えずに会社に行って適当に仕事をやってるだけで、それなりの給料をもらうことができていて、そういう日々の生活に不満がなければそれで不幸ではないんだろう。決して満足できてはいないと思うし、幸せではないんだろうけど。
そういう人たちといっしょに仕事をするときに、諦めてしまわずに、ちゃんと仕事の目的・ビジョンを示すことができて、それを達成するためにみんなの協力が必要であること、さらには仕事の目的を各個人の目的とベクトルを一致させることができるように僕たちがしなければいけないのかもしれない。自分に対する自信を取り戻してあげて、仕事に対して誇りをもってもらう。難しいけど、がんばらないといけないこと。
子供たちと同じようなことを、いい歳をしたオジサンたちにしなければならないってどういうことよ? なんて考えてしまうこともあるが、誰かのせいにしても始まらないし。

こんな大人たちを大量生産してしまった問題はどこにあったんだろうか。言い方が悪いけど、一種の産業廃棄物。