『デスマーチ』の中で何度も参照されていたので、久しぶりに読んでみた。
- 作者: トム・デマルコ,ティモシー・リスター,松原友夫,山浦恒央
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2001/11/26
- メディア: 単行本
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この本はもう4、5年前くらいに購入して読んだいたもの。
そのときには本書の内容にすごく新鮮さを感じて感銘を受けたことを憶えている。それからはトム・デマルコの本を読み漁ったものだ。
当時はまだまだ僕もチーム・リーダとしてかけだしで、あまり職場やメンバの環境のことなんて考えていなかったと思う。たくさんの仕事をこなすために、ただただ残業や休日出勤をしていた。僕がそうだったからか、チームの他のメンバも残業をするという悪い習慣が身についていたようだ。僕は仕事にやりがいを感じていたし、仕事に打ち込むことができたが、他のメンバも当然自分と同じように考えていることを要求していたのではないかと思う。
そういった文化で仕事をしていたときに本書は少しの衝撃だった。
この本をきっかけとして、職場での働きやすさというものを考えるようになった。チームのみんながどうやったら気持ちよく仕事できるかということを意識するようになり、チームのモチベーションを維持するような仕事を心がけるようにもなった。と思う。
しかし、もう一度読み返してみると、やっぱりまだまだ足りない部分があった。こういった教科書的な本は忘れないように何度か読み直すことが必要ということだな。
★★★★☆。(マイナス1点は後半が単調で飽きること。)
それにしても、この本をうちの幹部社員たちに読んで欲しい。先日、会社の椅子をすべてちょっと良い椅子(と言っても僕に言わせれば安物のオフィスチャアだけど)に入れ替えたときに『どうしてこんなに社員を甘やかすんだ!!』って言っていたし。
なんだかなぁ〜。まぁ、反面教師として勉強させてもらってますけど。