Google誕生

最近では書店ではGoogle関連の本、新書がたくさん置かれている。検索方法のHowTo本が多いけど、こういったGoogleのバックグランドについて深く書かれた本はなかった。(なかったこともなかったけど。)

LarryとSergeyという天才二人が産み出したすばらしいサービスであり会社。
Google登場直後からそのすごい性能(スピードと量、正確性など)に驚いたことは今でも憶えている。そして検索サイトとしてだけでなく、すぐにInternetの中の一番のデファクトスタンダードになった。
今ではGoogleのないInternetは考えられない。“ググる”ことのできない日常は考えられないのだ。仕事も遊びも何もかもがGoogleから始まっているんだから。

しかし、そんなGoogleにも常にプライバシーの問題には付きまとわれる。
これは僕らセキュリティ専門化としてもちょっと気になるところ。Googleはどこから何を検索しているのかという情報をロギングしているようであれば、思考を監視されているようなものだ。さらにGmailにいたってはやっぱり全てのメールを解析されていると気持ちが悪い。
まぁ、一般的なISPでもメールサーバにウィルス検知などを実施しているんだから、同じじゃないかというGoogleの言い分もよくわかる。でも、Googleはいかんせん頭がよすぎるんですよ。膨大な処理能力とディスク容量を持っているだけで、何でもできちゃいそうだし、やろうと思えばすぐにできるんですよ。現時点では最も強力な設備と才能をもっているGoogleに非難が集中するのは避けられない。

Google誕生 ?ガレージで生まれたサーチ・モンスター

Google誕生 ?ガレージで生まれたサーチ・モンスター

Googleがすごく頭がよくてエンジニアにとって天国のような会社で、しかも中身はすごくミステリアスな会社なのかがわかる。面白い内容だった。
こんな会社は日本には存在しないだろうし、また今後も生まれてこないだろう。グーグルプレックスみたいな人・エンジニア・頭・才能を大事にしてくれるあったら働いてみたいものだ。

★★★★☆