日本人の品格

先日、NHKの番組『クローズアップ現代』で『崩壊?日本人のモラル』という放送があった。日本人はモラルと品格を持った民族であったはずが、今の時代ではただただ自分のことしか考えずに、周りに迷惑をかけても平気な人間が増えているということがわかった。番組を観ていることさえ、すごくつらく感じる内容だった。

同じかどうかはわからないけども、8月2日のボクシング世界戦の結果。ほとんどの人たちがランダエタ選手の勝ちだと思ったんだろう。テレビで解説していた畑山さんでさえ12Rにはそのようなコメントをしていた。僕ももちろんそう思っていた。しかし、結果は亀田選手の判定勝ち....。
なんだかなぁ〜。脱力感。
さらに「どんなもんじゃ〜ぃ〜。」という叫びを聞いた瞬間、同じ日本人として恥ずかしかった...。これがもしも世界中で方法されることがあれば本当に恥ずかしい。
もちろん亀田選手だけを責めているつもりはない。
やはりマスコミが裏で何かをしているんだろうと疑わせるものだった。
次の日には朝から"亀田選手がチャンピオンになりました、おめでとう〜"ってテレビに出演しまくりだったが、その次の日には手のひらを返したように"疑惑の判定"として扱っていたし。彼らマスコミにとっても仕事で金儲けが必要なんだろうけど、そのためにまだまだ若い亀田選手が"ボクシング選手として"以前に"人間として"ダメになっていくのを見ているのはすごく悲しい。やっぱり言葉遣いもちゃんとできない人間はまともじゃないよ。彼のことを思えば、ちゃんとことは中立的な判定を下してあげた方がよかったんだろうけど。視聴者にとっても白けなくてよかったよ。
こういうお金至上主義になってきたところも、日本人としての品格がなくなってきたということなんだろう。

でも、たくさんの日本人から謝罪のメールがランダエタ選手に送られているってニュースを観て、少しホッとした。まだまだ日本人にも恥ずかしいという気持ちを持った人たちがたくさんいることがわかってうれしくなった。

亀田選手、次も勝つというのであれば、ランダエタ選手のホームであるベネズエラで試合してきてください。でも、ベネスエラは情勢不安で難しいようなので、どこかの第三国で対戦してくれることを願います。それで勝ったら本物。いつまでも日本で用意された相手と対戦していても、本物とは認められないと思うわけ。