震度0

久しぶりに横山秀夫氏の作品を読んだ。阪神大震災発生と同時に他県の県警内部で起きる県警幹部の物語。
この三連休で読んでしまおうと楽しみにしていた本だったし、みごとにその期待にも応えてくれた内容だった。う〜ん、やっぱり横山秀夫氏は裏切らないなぁ〜。
キャリアとノンキャリア天下りなど、僕たち民間に勤める人間にとってはよくわからない世界ではあるが、大人の嫌な部分、自分の面子・出世のことだけを考えて行動するというありがちな部分がいくつも重なって描かれている。そして、横山秀夫氏の他の作品同様に最後にはいっきに捲くし立てるように事件が終息へと展開していく様は、時間を忘れて読書に没頭できる。
この本を読んでいる最中に、平成19年新潟県中越沖地震が発生したのにはびっくりした。我が家も震度3と比較的大きな揺れを感じたのだ...。ちょっと恐かった...。
★★★★★

震度0

震度0