姜尚中さんはテレビで見ていても、自分の意見を冷静に発言するので割りと好きな人だった。
どうも冷たい印象もあるが、そのような生き方になった生い立ちが書かれている。
僕たち日本人にとっては在日韓国人の方たちが味わってきた差別については知らない部分が多かった。
彼らが朝鮮と日本、中国のことを真剣に考えている愛国心というのは非常に伝わってきた。
僕たち日本人は日本人であることを誇りに思って、日本のことを憂いだりすることができるだろうか?
姜さんが本書の最後に語ったように北朝鮮の反応は良い方向には向かっていないことが、残念。
★★★☆☆
- 作者: 姜尚中
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/01/18
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 116回
- この商品を含むブログ (39件) を見る