仕事の上で自分が何かに向かって成長していくためには、明確なゴールを描いていなければならない。
また、リーダーとして部下を率いるときには、言うことがコロコロと変わることなく、安心して付いてきてくれるようにしなければならない。
中間管理職になると、会社や組織の方針が最優先されてしまい、自分の目標を見失いがちになっていた。
時には、自分の考えと違うことを理不尽に押し付けられてしまい、それを部下に伝えることはものすごい苦痛だった。
本書のタイトルのような『ぶれない軸』を僕自身も確立したいと常々考えていたところだった。
- 作者: 南壮一郎
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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リーダーとしての”軸”の作り方という点では、本書は期待した内容ではないだろう。
自分自身がやりたいことを実現するために、考えなければならないこと、行動しなければならないことには参考になる。
「100点を目指さずに、気負わずに、ともなく行動すること」が本書を通して伝えたかったことだろう。
当たり前のことだけど、今更ながらに認識できたことについては良かったかも。
しかし、誰でも同じように行動することは難しいだろう。
著者は、そもそも自らが非常に優秀であることを忘れてしまっている。
万人が同じスタートラインに立つことは現実的には無理なのだから、綺麗ごとにしか聞こえず素直に共感できない部分が多々あった。
★★★☆☆