もしかしたら、自分の人生で初のSF小説だったかもしれない。
(言い過ぎか?)
基本的には、ノンフィクションが好きなので、こういうSF小説は自ら読もうとはしてこなかった。
今回はたまたま出張に出かける際に、本棚にあった文庫本を手にしてみただけだった。
読み終えていた妻に感想を聞くと、「読破するのに辛かった...」と全然良い評価ではなかったのだが、
読み始めて50ページくらいではまってしまい、一気に上巻、中巻、下巻を読み終えた。
1000年後の日本を舞台にし、超能力者によって支配されている世界を描く。
ちょっと古そうな風景、難しい名前の動物や昆虫、呪力によって繰り出される技など、
想像はかなり膨らんでいく。
まさに、ドヴォルザーク 交響曲第9番『新世界より』をiTunesで聞きながら読むと雰囲気が出るシーンも。
最後の結末は「そう来たか〜」と思わせるものがあったけど、どこか「猿の惑星」を連想させたなぁ。
★★★★★
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