長い年末年始休みに何冊か本を読みたいと思っていたのだが、結局はこの1冊しか読めなかったのは残念。
タイトルの「アップルvsグーグル」というよりも、内容は「iPhone vs Android」といった感じ。
iPhoneの衝撃的な登場があったけど、その前からアイディアは存在し、技術が追いついていなかっただけ。
ハードウェアやソフトウェアの両面で技術が進化し、それをジョブスが具現化したことはiPhoneの成功の鍵。
しかし、世の中はオープンに流れており、今やGoogleのAndroidが優勢な状況になってきている。
僕も昨年末にスマートフォンを機種変更した際には、自由度の高いAndroidを選択した。
Googleの武器である様々なクラウドサービスとAndroidがシームレスに連携していて感動すら覚えるほど。
随分前にPalmを愛用していていたときもあるけど、今では信じられないくらいに非力なデバイスだったけど、スマートデバイスの走りを楽しめたのは懐かしいなぁ。
以前はPalmを使っていると、オタクみたいな感じだったけど、今では子供からお年寄りまで皆がスマホをいじっている。
AppleやGoogleの関連本はいろいろ読んできたけど、この本はもっとも切り込んでいると思う。
iPhoneやAndroidの開発や販売の苦労がすごく伝わってくる。
本書を読みながら、2007年1月のスティーブ・ジョブズによるiPhone発表の様子をYouTubeで見ると、あの有名なプレゼンテーションの裏側を思い描けて面白かった。
★★★★☆
- 作者: フレッドボーゲルスタイン,Fred Vogelstein,依田卓巳
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/12/18
- メディア: 単行本
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