第五の権力 - Googleには見えている未来

Googleエリック・シュミットによる本。
立法・司法・行政という従来の三権、それを監視する報道機関が第四の権力
これからはオンラインでつながらる世界人口80億人が第五の権力に成り得るということ。


"コネクティビティ"というキーワードで、"モバイル"、"クラウド"、"ビッグデータ"という
テクノロジーによって未来がどのように変わっていくかが予想されている。

... が、そんなに驚きがあるわけではない。

"未来"と言っても、2〜3年後、長くても5〜10年後という程度で、
今すぐにでも実現してしまうものも多いと思うし、新鮮味は少ないのではないか。


しかし、世界中をマクロな視点で見て、歴史や地理的なこと等、様々な面から幅広く分析されているのは驚きであり、
最後まで飽きずに読み進めることができる。
こういう仕事をしていく上では、読んでおいて損は全くない良書。


★★★★☆

第五の権力---Googleには見えている未来

第五の権力---Googleには見えている未来