愚行録

金沢から長野までの4時間の電車の旅のお供に、妻が最近読んでいた本を出張に持って行った。

300ページほどの文庫本なので、出張中の移動時間に読むにはちょうど良かった。


様々な人のインタビュー形式で進んでいくというもの。
最初は話が掴みにくいが、途中でいろいろと考えさせられて、最後にすっと繋がる。
なかなか面白いし、被害者も加害者も第三者もみんなが愚かだと思わせるところが、作者の意図通りなんだろう。


読み終えて、気持ちの良いものではないので、個人的にはオススメではない。
まぁ、たまにはこういうのもアリだけど。


★★★☆☆

愚行録 (創元推理文庫)

愚行録 (創元推理文庫)