金沢から長野までの4時間の電車の旅のお供に、妻が最近読んでいた本を出張に持って行った。
300ページほどの文庫本なので、出張中の移動時間に読むにはちょうど良かった。
様々な人のインタビュー形式で進んでいくというもの。
最初は話が掴みにくいが、途中でいろいろと考えさせられて、最後にすっと繋がる。
なかなか面白いし、被害者も加害者も第三者もみんなが愚かだと思わせるところが、作者の意図通りなんだろう。
読み終えて、気持ちの良いものではないので、個人的にはオススメではない。
まぁ、たまにはこういうのもアリだけど。
★★★☆☆
- 作者: 貫井徳郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/04/05
- メディア: 文庫
- クリック: 20回
- この商品を含むブログ (52件) を見る