オビの横山秀夫氏の絶賛コメントを見ると、本書を読まざるをえないだろう。
警察小説ではあっても、警察学校が舞台という異色のもの。
警察でありながら、刑務所のごとく厳しい学校生活が描かれているが、
これもほとんどは真実なのだろうなぁ。
新鮮でなかなか面白い。
ストーリーも短編でありながらも、それぞれが繋がっている形式をとっている。
簡単に読めるようでいて、しっかりと読み応えのあるものだと思う。
しかし、横山秀夫氏が絶賛しているからといっても、横山秀夫氏の作品のレベルを想定してはいけない。
さすがに、それは厳しい要求である。
★★★★☆
- 作者: 長岡弘樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/12/08
- メディア: 文庫
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