ガソリン生活

最近は仕事も忙しくて、なかなか好きな小説を読む時間が取れないなぁ〜。
昔は、出張中の移動時間に好きな本が読めたのに、
今はスマホで会社のメールをチェックしたり、資料を作成したりと、余裕がない...。
なんだかなぁ〜。

と愚痴ってみる。


大好きな伊坂幸太郎さんの作品ではあるが、本書は自動車(緑色のデミオ)が主人公。
自動車同士の会話があったりと、なんとなくファンタジーっぽいのかと思い込んでいたため
手に取っていなかった。

ところが、いざ読んでみると、何とも軽快な車同士の会話が楽しく、
また、車の視点で見る人間の世界がかなり面白い。
さらに、いつもの伊坂幸太郎らしい軽妙な会話や比喩が心地よい。


これは、続編も期待したい。


それにしても、本作中にあまりホンダ車が登場していないのが、何となく気になった。


★★★★★

ガソリン生活 (朝日文庫)

ガソリン生活 (朝日文庫)