フェルマーの最終定理

"暗号解読"、"ビッグバン宇宙論"に続いて読んだSinmon Singhの著書『フェルマーの最終定理』。
文句なく★★★★★である。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

内容的は"暗号解読"、"ビッグバン宇宙論"にもつながっていく数学の話。フェルマーの最終定理に関連させて、数論に関するいろいろなエピソードがテンポよく語られていて、飽きることなく一気に読み切ることができる。かといって、内容が薄いということもないので、非常に楽しめるものだった。
今も暗号を基礎としたセキュリティ関連の仕事をしているだけに、数学は基本的には好きな方だ。しかし、この本を読むことによって、すごく数学を勉強したくなってきてしまった。かといって、難しいことを考えるだけの知識はなくなっていると思うので、高校生レベルの数学からでも勉強し直そうかと思う。ちょっと本屋に行って数学に関する本でも買ってくるかな...。