大地震。

2007年3月25日。普通の日曜日の午前9時42分。
いつもの日曜日の朝のようにゆっくりと起きて、洗顔中に小さな揺れを感じる。
「あれ?」って感じで何が起きているのかを理解するのには時間がかかった。すぐに揺れは縦に大きくなり、子どもたちが悲鳴をあげながら慌ててダイニングテーブルの下に潜っていた。僕は天井に何もぶらさがていないところに避難して、何が起きているのかを把握しようとしていた。
リビングの飾り棚に置いてあるデジタル時計が落下。2階からも"ガラガラ"、"ガッシャ〜ン"っという音。
30秒ほどの揺れが続いたようだったが、非常に長く感じた。一時はどうなってしまうのかさえも心配となった。耐震偽装問題や過去の大地震での心配を受けて、我が家は地震に強い家を目指して、軽量鉄骨を使ったダイワハウスさんにお願いしたのだ。そのダイワハウスの家さえも揺れの間中、"ミシミシ, ミシミシ"という嫌な音が大きく鳴っていた。
震源地から非常に近かった金沢の震度は5。
幸いにして、我が家の被害はリビングのデジタル時計(液晶が割れてしまった)の8000円程度ですんだ。2階のクローゼットの中は積み上げていた大量のCDが倒れていたり、タンスの上に置いていたLEGOの箱が落ちていたりしたが、すべて中身は無事だった。
そして家自体にも外見上は問題なし。不幸中の幸い。