ハゲタカ

読書感想文が溜まってきているなぁ〜。
先日までやっていたNHKのドラマの原作となった本。僕はこのドラマは見ていなかったのだが、妻が面白いといってみていた。ちょっと気になっていたところで、本屋さんで平積みして置いてあったのを見つけ、面白そうだったので購入してみたのだ。
上・下あわせて約900ページと結構なボリュームのある本だったが、のめりこんでしまい一気に読んでしまえるほど面白かった。沖縄旅行中に上巻を読み終わってしまい、那覇空港で下巻を探すも見当たらず。帰ってきてすぐに本屋にいって下巻を買ってきたほど。
不良債権処理・企業買収・企業再生を題材としているので、内容は非常に難しい。しかも自分たちの生活とは全然かけ離れた世界の出来事のこと。登場する企業名とは少しもじっているんだけど、実在する(実在した)企業や銀行が容易に思い浮かぶ。もちろん小説でフィクションなのだが、「あぁ〜、あのときにはこんなことが繰り広げられていたのか」、「現実にはこうなっているんだ〜」と感心しながら読み進めることができた。
小説の中のハゲタカ・鷲津氏のように先の先の先を読んだ駆け引きができることがうらやましい。
続編もあるらしいので、読まなければ...。
★★★★☆

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)