何も用事がない自由な日曜日。ずっと忙しかった週末にぽっかりとスケジュールが空いた日曜日となった。
そして、昨日までの雨からは考えられないような、快晴の空が朝から広がっていた。
こんな最高の日曜日に家でゴロゴロしていては勿体無い。
すぐに子供たちを起こして、白山スーパー林道に行ってみることにした。
子供たちは『山になんて行きたくない』と乗り気ではなかったが、『おいしい蕎麦を食べてこよう』と食べ物で誘うことに成功。
実は僕にとっては初めての白山スーパー林道だった。
もう20年近くも金沢に住んでいたのに行ったことがなかったのだ。だから、どんなところなのかということも、さっぱりわからないままに車に乗ってカーナビにしたがって向かったのだ。
山は少しずつ紅葉しはじめていて、上の方では紅葉は真っ赤になっていた。すばらしい眺めだった。
だが、こんなに良い天気で良い景色で、しかも日曜日ということであれば、そりゃぁ〜人も多いはず。
すごい人の数に、観光バスの数。
金沢側からの入り口近く。まだまだ紅葉が始まったばかりといった感じだった。
"ふくべの大滝"というらしい。さすがにここは車、観光バス、人が多かった。スーパー林道のそこら中で大渋滞。
スーパー林道の頂上に近くなってくると、紅葉も見ごろになっている。
遠くに眺めるのは、白山山頂（らしい）。今日は天気がいいだけじゃなく、空気が澄み切っていたので遠くまではっきりと眺めることができたようだ。
白川村の『蕎麦庄 やまこし』さんで食べたざる蕎麦。ふらっと入ったお店だったけど、本物のざる蕎麦で大満足だった。僕たちの数組後には品切れになっていた程の人気ぶり。
帰りには世界遺産の白川郷によってきたのだが、ここも人・人・人の多さ...。
せっかくの合掌造りの家々がすべてお土産屋さんや民宿・喫茶店になってきて、あまりのお金と商売の臭いに減滅して、帰ってきた。
せっかくの田舎なのに、こんなに観光スポットにしてしまっては全然"世界遺産"じゃないじゃん。
と言う僕たちもその観光者の中の一人なのだが。
