最近になって、なぜか再びTHE BLUE HEARTSをよく聴くようになってきた。
それも初期の作品(最初の3つのアルバム)を。
妻からは単に「青春を思い出して感傷に浸っているオジサン」だと言われている。
まぁ、ほとんどそのとおりだろう。
今の時代の音楽がイマイチよくわからないし、何を伝えたいのかがわからないということが一番の理由。
THE BLUE HEARTSの初期の作品はストレートに言葉が伝わってくる。わかりやすすぎるのだ。
小学5年生の娘はiPod shuffleでTHE BLUE HEARTSを聴いて、よくいっしょに歌っている。
我が子ながら良い歌というものをわかっているではないかと感心していた。
そんな娘たちに動くブルーハーツ、甲本ヒロトを見せたかったことも、このDVDを買った理由の1つだった。
飛び跳ねるヒロト、目をひん剥いて歌うヒロト、蛇のように舌を動かしながら睨むヒロト。
娘たちは「こんなすごい人が歌っていたの」と衝撃を受けたようだったが、僕は「そうだ、こんなすごい奴が歌っているんだ、ものスゴイ奴なんだ」って教えてやってちょっと得意げだった。
ただし、このDVDの内容は記録映画というべきもの。
THE BLUE HEARTSのデビューから解散までをインタビューやライブ映像でまとめた内容。
純粋にTHE BLUE HEARTSの音楽を楽しむことはできない。曲が盛り上がってきたところで途中で終わってしまう。120分と長い時間であるが、テンポ良く流れていき、あっという間に観ることができるので、これはこれで非常によい出来だとは思う。
でも、やっぱり音楽をちゃんと聴きたいので、野音ライブのDVDも買おうかと思っている。
★★★★★
ブルーハーツが聴こえない HISTORY OF THE BLUE HEARTS [DVD]
- アーティスト: ザ・ブルーハーツ
- 出版社/メーカー: トライエム
- 発売日: 2004/05/26
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
『少年の詩』の「ただ大人たちに褒められるようなバカにはなりたくない」って歌詞が好きだった。
でも、僕は今はその大人になった立場だし、僕が褒める子供たちはバカってことか...。
自分ももう37歳。頭の硬いバカになってしまったんだなぁ。