青春の証明

森村誠一氏の"証明"シリーズの2作目。
面白いと思う。とても、1970年代の作品だとは思えないほど、今読んでも違和感はない。
そりゃ〜、ディテールでは古臭いところは気になると言えば気になる。(例えば、登山とか...)


でも、なんだか本質的なところでは約30年経過した現在でも同じなんだな、70年代から何も進歩していないじゃないかと思う。


自分のことしか考えて何でも打算的な若者。
我が子を特別に可愛がろうとする親バカ達。


10年後にまた読み返したとき、どう感じるんだろうか?
そのときもまた『40年経っても世界は変わっていない』と感じるのであれば悲しい世の中のままなんだろうなぁ。

★★★★☆

新装版 青春の証明 (角川文庫)

新装版 青春の証明 (角川文庫)