命。

先週観た映画『クライマーズ・ハイ』の原作では”大きな命と小さな命”が大きなテーマとなっていた。
こんなことを考えさせられることが起きること自体が僕にとっては悲しいことなのだが、”命の大きさ”って何だ?



"絶対的"に考えると命の大きさなど比べられるわけでもないし、比べるべきではないとも思う。


しかし、"相対的"に考えた場合には、一つの命にも大小はあるはずである。
"相対的"というのは、その命が誰にとってのものかということ。
その命が誰かにとって必要なもの、亡くなったときにあらためて気が付くこと。
その誰かにとってみたら、その命は非常に大きいものであるはずである。


普段は"命"について、真剣に考えることなんてない。
テレビや新聞のニュースに載る事故や事件も、ほとんど他人事のよう。
いつ何時、僕や僕の周りで何が起きるなんてわからないのに、そんな心配はほとんどしたことがない。


でも、やっぱり"命"って大切なんだ。
本気でそういうことを考えて、毎日の何気ない生活がいかに幸せなことかってことに感謝しながら、これから1秒1秒を大事に生きていくことを誓う。


クソみたいに恥ずかしい言葉だけど、真面目に考えさせてくれた。
すごく残念だけど...。そんな言葉では軽すぎるくらい残念だけど...。
7月10日に短い生涯を閉じたコウジのことを思いつつ。