裁判官が日本を滅ぼす

2009年春、裁判員制度がスタートし、その裁判員の通知が終わったようだ。
候補者に選ばれた方には、だいたい12月1日ごろには郵便で通知が届いているらしい。
残念ながら(?)、僕にはその通知は届いていない...。


候補者に選ばれた人の中には困っている方も多いと聞く。
面倒くさい、責任が重過ぎる、仕事を休めない、等など。


そんな人たちには是非この本を読んでみてほしいと思う。
いかに日本の裁判がおかしいかということを知ることができる。そして、自分が何とか正したいという気持ちになるかもしれない。
これまでも冤罪や凶悪犯罪・心神喪失などについての本を読み、日本の裁判官の質の問題や制度の問題に興味があった。
僕がもしも裁判員の候補になったら、自分の正義と信じることをやってみたいと思っていた。


本書を読むと、単に裁判官の個人の問題ではないことがわかる。
裁判官が育てられた環境、出世していく環境の問題なのだろう。

裁判員制度がスタートする今、読んでおいていい本だと思う。

★★★☆☆

裁判官が日本を滅ぼす (新潮文庫)

裁判官が日本を滅ぼす (新潮文庫)