巨人軍は非情か

読売巨人軍の清武球団代表の著書。
「週間ベースボール」連載をまとめたもの。


巨人ファンの僕からみても、FAなどで強力な助っ人を高額なお金で獲得することには疑問があった。
ましてや、今年のように生え抜きである清水や二岡が他球団に移ってしまうと、すごく悲しいのである。

このとき、どういった背景があるのか、巨人軍や当事者(清水、二岡)が何を思っているのかを知らないものにとっては、巨人軍はものすごく"非情"である。
例え生え抜きのレギュラー選手であっても、他球団から獲得した選手、急成長した選手にすぐに取って代わられ、放出されてしまうなんて。


しかし、事実はそんなに表面的なものではなかった。
巨人軍がいかにまじめに選手一人一人の将来のことを考えているのか、若手選手の育成や発掘に取り組んでいるのかということが理解できて安心した。
そして、清水や二岡も自分で選んだ道であるということも。


今の巨人軍は若手の選手もどんどんと育っていて、原監督によって出場の機会がたくさん与えられている。
2008年シーズンは若手選手の活躍が大きくてリーグ優勝できたものだ。
来年ももっと成長した選手が見れることに期待したい。

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巨人軍は非情か

巨人軍は非情か