さまよう刃

悲しいなぁ〜...。この事件、経過、結末。


我が子を不良少年たちに残酷な目にあわされて亡くした父親。
歪んだ性格、問題に立ち向かわずに逃げ出すことだけを考える少年たち。


少年法の問題や復讐ということが大きなテーマとなっている。
我が娘の復讐を果たそうとする父親もすごく悲しいのだが、
それよりも将来のことや結果を考えずに、とにかく目の前の現実である快楽や苦悩だけしか考えない少年・少女が非常に悲しく感じた。
現実的にこういった若者は多いと思う。
そういったことが感じられるこの時代が悲しいのだと思う。

★★★★☆

さまよう刃 (角川文庫)

さまよう刃 (角川文庫)