自民崩壊の300日

2008年9月の自民党・麻生政権誕生から、解散までを綴ったノンフィクション。
読売新聞政治部が執筆した公平な目で見たドキュメントだと思う。


今はもう自民党は野党になってしまっていて、これからは民主党のことを知らなければならないのかもしれない。
しかし、世の中、失敗したことから多くのものを学ぶことができるものだ。


そういう意味でも、自民党の失敗劇が綴られた本書は絶好のタイミングだったと思う。
ただ、4章構成なのに、その1章をまるまる民主党について記しているところはちょっといただけなかった。
どうせなら、もっと徹底的に自民党に拘った内容にしても良かったのではないだろうか。
それとも、自民党のことだけに絞ると、中身がなく、ページ数が足りなかったということだったりして...。


★★★★☆

自民崩壊の300日

自民崩壊の300日