果つる底なき

池井戸潤氏の初期の作品。第四十四回江戸川乱歩賞受賞作。


銀行を舞台としたミステリー小説。
"融資手形"とか"割引"とか、銀行の用語が多く、ちょっと難しい。


また、最近の池井戸潤氏の作品にはないくらいに、よく人が死んでいる。
簡単に殺しすぎってくらいに。


まぁ、いつもの池井戸潤作品のように最後はハッピーエンドだから、読み終わった後には「あぁ〜、良かった」となる。
重すぎず、かと言って軽くない読み応えのある作品だった。


★★★☆☆

果つる底なき (講談社文庫)

果つる底なき (講談社文庫)