菅直人氏が総理大臣を退任するまでの行動を網羅的に振り返っているノンフィクション。
総理交代というタイミングに合わせて、読売新聞政治部で慌てて作ったような感じは受けるが、
ほとんど実名で掲載されており総じて面白い本。
東日本大震災という未曾有の状況にあっても、
なおも自分のスタイルを貫こうとする菅氏にはある意味で感心するが、
日本を任せておける度量は持っていないのだろう。
官僚を含めて、政党や自らの出世を優先し、国民がどこかに置いていかれている。
このような政治スタイルが続くのであれば、日本の将来は非常に危ない。
民主党にはまず日本を率いていく能力はないのだろう。
★★★☆☆
- 作者: 読売新聞政治部
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/09
- メディア: 単行本
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