ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女

3年くらい前に発表された当初からバカ売れしていたので、読みたい本ではあった。
ただ、本屋さんでちょっと立ち読みしてみても、すごく読みづらそうと感じて躊躇していたもの。
なにせスウェーデンというなんとも馴染みのない土地が舞台なので、登場人物の名前、土地名が非常に読みにくい。


しかし、これがハリウッドで映画化(リメイク)され、この冬に公開となる。
そして、ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグが主演するというのだから、これは絶対に観なくてはならない。
ダニエル・クレイグは超格好良い。OMEGA PLANET OCEANが欲しいくらい。)


という訳では、馴染めないスウェーデン関係にも負けじと、予習のために文庫本を買って、この年末年始に読んみたのだが...。


当然の結果、完全にハマりしました。
ミカエル・クルムヴィストも女に超モテるジャーナリストは格好良いのだが、
コンピュータハッカーとして神のような腕を持つスベット・サランデルも素晴らしい活躍をする。


メチャクチャ面白い。どうして、3年前に読んで置かなかったをすごく後悔する。
(文庫本で面白いものがあると、いつも後悔する。)


確かに名前は全ては覚えることができない。
それにやたらに一族が登場してきて、その親子関係も非常に複雑。
そのため、ご丁寧にしおり替わりに登場人物の一覧と地図が描かれた紙が入っている。
また、巻頭には地図だけでなく、ヴァンゲル家の家系図まで用意されている。
訳がわからなくなったら、一旦そこに立ち返って読みなおせばよい。


上下巻をあわせて、約850ページという大作だけと時間がかかりながら、読み終わることができた。
今は、『ミレニアム2』を読み始めたところ。
しばらくは、このドツボから抜け出せそうにないです。


★★★★★

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)