蓮池薫さんは相当な自問自答を繰り返して、本書の出版に至っていると思う。
僕達なんかは、もっと拉致問題のことを発信して北朝鮮に圧力をかけた方がいいのではないかと安易に考えてしまうのだが、
そういう単純な行動によって、残されている被害者の方々やそのお子さん達が北朝鮮で迫害される可能性がある。
物事をキチンと深くまで考えた上で行動しないといけない。
最近の政治の問題でも、政治家による突発的な行動やパフォーマンスは結局は失敗しているのだ。
即断即決が良いわけでない。
それにしても、日本と近いところにある国がこんなにも違うものか。
世界にとって危険としか思えないような思想によって独裁国家が成り立っている。(実質的には成り立っていない?)
近年の中東のように、この国の内側から変化が起こることに期待したい。
★★★★★
- 作者: 蓮池薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/10/15
- メディア: 単行本
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