正確なタイトルは『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』。
2025年にはどのような世界になっていて、私たちのワークスタイルがどのように変わっているのかを予想。
そのときに、私たちに求められる能力を示してくれている。
描かれる未来は特に目新しいものではない。今の世界から容易に想像できるものだ。
しかし、私たちは普段はそんな厳しい現実を考えることを避けている。
非常に多くのことを考えさせられる良書だったと思う。
思い起こせば、私が入社した1993年にはまだインターネットが普及する前だった。
仕事では使い始めていたが、まだまだ一部の人たちで使っているものだった。
今やインターネットは社会インフラの最も重要な構成要素の一つとなっており、世界が小さくなってしまった。
たったの20年くらいで劇的に世界が変わってしまっているのだ。
また、すでに今現在でも中国やインドといった新興国が競争相手となっている。
如何に彼らと違った付加価値をつけた仕事ができるかが求められている。
2025年(13年後)は私は55歳くらい。
定年も延長され、まだまだ現役で10〜15年くらい働かなければならない時。
そして、自分の子供たちも就職している頃。
自分の得意スキルをしっかりと身に付けること、ビジョンをもって行動すること、変化に対応すること、・・・
挙げだすときりがないが、これからの厳しい世界に向かって真面目に仕事するだけだ。
またいつかバブルがやってくるという甘い未来はないのだから。
★★★★★
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: ハードカバー
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