雲を掴め―富士通・IBM秘密交渉

めちゃくちゃ面白い。
実名と仮名がごちゃごちゃになっていて、一応"小説"ということになっているが、臨場感あふれる物語。
この業界にいて、しかも当事者に近い人たちしか興味はないかもしれないが、僕たちが入社する相当前にこのようなことが起きていたということが非常に勉強になった。


オープンソースソフトウェアもあるし、ソフトウェアのライセンスについては今でも非常に難しい問題。
プログラムを逆アセンブルして互換ソフトを開発していたという富士通の実態も今では考えられないことであるが、今ではOSSに力を入れて取り組んでいるIBMが四半世紀前にはこのように独占禁止法に抵触しそうなことをやっていたこともある意味では面白い。

どっちが良いとか悪いとかではないと思う。このような大事件が秘密裏に交渉されていたこともすごいし、それが今となっては世界が全く変わってしまっていたことも切なく感じる。

★★★★★

雲を掴め―富士通・IBM秘密交渉

雲を掴め―富士通・IBM秘密交渉

パサヴァリ、1年点検。

パサヴァリが1年と1ヶ月経過して1年点検に出してきた。
法廷点検ではないので、別にしなくてもよい。また、全然調子いいし、走行距離も9500Kmくらいで少ないと思う。
でも、パサヴァリは初期モデル(2007年モデル)なので、やはり心配な面があったので、念のために点検してもらっただけ。


点検結果はまったくもって問題なし。

そういえば、パサヴァリも2.0NAが廃止されて、1.8ターボに置き換わるらしい。
今ので満足しているのだが、自分のモデルがなくなるのはちょっと寂しい感じ。
やっぱりPassatとかはV6が売れ筋なのだろうか。もっとこの2.0NAくらいが普及してもいいと思うだけど。

Windows VistaでSecur32.dllでクラッシュ。

新しいPCのWindows Vistaでは何かと問題が起きている。

面倒くさいのでUACを無効にしていた(セキュリティ的に問題なのだろうが、所詮、自分ひとりしか使わないPCでUACは不要だと思う。)のだが、これがアプリケーションエラーが発生し回避する原因がなかなかわからなくて苦労した。


たとえば、NTTドコモが提供しているドコモケータイdatalinkを起動し、ユーザ名、パスワードを入力後にアプリケーションエラー発生画面になる。
問題の詳細には以下のようになっていてさっぱりわからない。


問題イベント名: APPCRASH
アプリケーション名: datalink.exe
アプリケーションのバージョン: 1.3.0.0
アプリケーションのタイムスタンプ: 475b51cf
障害モジュールの名前: Secur32.dll
障害モジュールのバージョン: 6.0.6000.16386
障害モジュールのタイムスタンプ: 4549bdd2
例外コード: c0000005
例外オフセット: 000021f4

"Secur32.dll"が原因なので何かセキュリティ関連の問題だろうとは推測できるわけだが、UACを無効にしておくと管理者権限でプログラムを動作させることができなくなったりするので、回避できないし、そもそも調べることもできない。


仕方なくUACを有効にして使っているけど、これはユーザビリティ的に使いにくいことこの上ない。
無効にできるようにするのであれば、無効にした場合にも正しく動作するように保証すべきだ。
そろそろ提供されるはずのVista SP1に期待したいところ。