GEの元CEOであるジャック・ウェルチ。以前に読んだ『ウィニング 勝利の経営』ではその"仕事人間"ぶりに感動したので、彼の自伝である本書を読んでみることにした。
共感できるかどうかは置いておいて、面白いことは面白いのである。★★★☆☆
本書の全般でジャックの自慢話が展開されている。自分こそが昇進すべき人材であると上司を説得し、最年少でのCEOにどうやってのし上っていったか。企業買収をどうやって成功させていったか。
経営者としての彼はすごいとは思ったが、果たして自分がこうなりたいかというそうは思わない。日本人だからかもしれないが、人間的には尊敬できなかった。"謙遜"、"控えめ"、"遠慮"といった日本特有の美徳というものが一切見られないのだから。
まぁ、アメリカではこうやって出世するんだというサクセス・ストーリとしては面白い。最近の日本でもこんな感じなんだったら、ちょっとイヤだね。
- 作者: ジャック・ウェルチ,ジョン・A・バーン,宮本喜一
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