ならず者国家

近くの国なのによく知らないことばかり。本当に近くで起こるかもしれない戦争。日本のような自由過ぎて統制できていない国ではもはや考えられないくらいの社会主義国家。中国や韓国もわからないことが多いけど、北朝鮮という国は謎が多い。
アジアにおける日本の過去の大きな過ちを認識していながら、あえて目をそらすようにこれまで中国、韓国、北朝鮮という国のこと、歴史のこと、現在のことにはあまり知ろうとはしていなかったのかもしれない。
でも、今は本当にこの国がどうしてそうなってしまったんだろうか、日本にも責任があるんじゃないだろうか、ということを今更ながらに知りたくなって『ならず者国家―世界に拡散する北朝鮮の脅威』を読んでみた。
この本を読んで少しはわかったような気になるが、本当に今の北朝鮮を知ることはまだまだできないんだろう。でも、他の本も今後読んでみていろいろと知りたいとは思った。
しかし、本書の著者はJasper Becker氏というアメリカのジャーナリスト。イラク戦争のこともあるけれど、自らを世界の警察として位置づけているアメリカとしての考え方といったところが全編を通して伝わってきたところが気に入らないところだった。
本当に世界征服しようと本気で考えている危険な国家は、アメリカなのではないだろうか...。
★★☆☆☆

ならず者国家―世界に拡散する北朝鮮の脅威

ならず者国家―世界に拡散する北朝鮮の脅威