出口のない海

横山秀夫氏の作品。戦争の話。
本書の題材となっている人間魚雷というものにはすごく関心があった。また最近は太平洋戦争の意味にも考えるようになってきたところに、横山秀夫氏の作品ということで読んでみた。
正直なところ冒頭部分はつまらない。期待して読み始めただけにビックリするくらいだった。ただ、数十ページくらい読み進むとどんどんと深みにハマっていって止まらなくなる。いつもの横山秀夫作品だ。
どういう心情で人間魚雷に乗っていくんだろう...。
冒頭部分だけが残念で★★★★☆
そういえば、この本を読み終えてから、本書を原作とした映画が作成され、最近DVDが発売されたことを知った。

出口のない海 (講談社文庫)

出口のない海 (講談社文庫)