昨日のタイガース-ジャイアンツ戦。ジャイアンツが3点リードした状況で12回裏に豊田投手が登場した。昨年の汚名を返上すべく期待したいところだったが、開幕からこれまでいいところがなかった。豊田投手が登場すると、ジャイアンツ・ファンとしては非常に不安になってしまう。しかし、昨日のゲームは延長戦で勝ち越しに成功し、流れもジャイアンツに来ていた。さらに3点というリードがあり、何とかしてくれという思いはあった。
しかし、結局は同点に追いつかれた後に2死満塁としてサヨナラヒットを与えてしまった。
ストレートがまったく走っていないから、生命線であるはずのフォークも見極められてしまっている。そして甘く入った球をいとも簡単にはじき返された。
よく1点差になったときに、原監督は交代させなかったと思った。僕が監督なら交代させていただろう。でも、そこで豊田投手を交代させていたらチームの中でも彼の立場も悪くなってしまい、彼の自信を著しく傷つけることなっていただろう。原監督は豊田投手を信じて、彼のこれからのシーズンを考えて続投させたのだと思う。
こういった起用方法は僕も見習わなければならないところかもしれない。仕事がなかなか思うようにできない人がいても、信用して根気良く使ってみることも必要だ。適材適所で違うことなら力も発揮してくれるかもしれない。しかし、実力・実績を持っていない人たちには与えられるチャンスは少なくなるだろう。
そして、今日のタイガース-ジャイアンツ戦でもセーブのつく9回裏のマウンドに上がったのは、豊田投手ではなく、林投手。3人で完璧に抑えた林投手。残念ながら、豊田投手にはチャンスはまわってこなかったのだ。
自信のなくした守護神なんて不要だろう。今年は林投手に期待。