おいしいハンバーガーのこわい話

ちょうど僕たち(30歳代)は完全なジャンクフード世代だと思う。小さなころからコカコーラや鮮やかな色のジュースを飲んで、ポテトチップスなどを食べて育った。今更、有害だったと言われても何十年と体に溜まった有害物質は消え去ることはないだろう。
確かにこの本を読むと、いかにハンバーガーなどのジャンクフード、ファーストフードが体にも社会にも悪いのかが理解できる。しかし、それらを完全に否定して生きていくことはできないのではないだろうかと僕は悲観的に考えてしまう。
僕たちが小さなころにはこういった環境の問題については明らかにされていなかったし、誰かが問題視していることも知らなかった。たとえば、ファーストフードが体に良くないからといってそれを禁止したとしても、その代わりに完全に安全な食物というのは存在するのかが甚だ疑問である。
極端に悲観的な考えかもしれないが、すでに地球上はかなり汚染されているだろう。幾度となく発生した戦争、原爆。チェルノブイリ原発事故。酸性雨。大気汚染。...。
数え上げればきりがないのである。
こんな地球で栽培される食物はすべて汚染されているのではないだろうか。そりゃ〜ファーストフードを食べるよりも食べない方が体には良さそうだ。
ファーストフードが怖いことはわかった。では、僕たちにとって何を食べていれば安全なのか?
★★★☆☆

おいしいハンバーガーのこわい話

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