久しぶりに洋書を買った。
これ関係の仕事をしているものだから以前から気にはなっていた本なのだが、先日のSun)工藤さんのブログからたどった"ここギコ!"さんのブログに紹介されていたので、Amazonでポチっと押すことにした。
本書でも少し触れられている技術的なこと(SAML、XACML、SPML、Liberty、X.509、...)は僕もこの道で仕事しているから理解しているとは思っているのが、たまに『そもそもIdentity(アイデンティティ)って何よ?』って考え込むことがある。
"ID"というと日本的には"Identifier"(識別子)の略を思い浮かぶのだが、"Identity"は"ID(Identifier)"とは異なる。
以下、英辞郎より。
- identity ... 同一{どういつ}であること、(自己{じこ})同一性{どういつせい}、本人{ほんにん}であること、身元{みもと}、自己認識{じこ にんしき}、独自性
- identifier ... 識別子{しきべつし}、一意名
そして、最近の"アイデンティティ管理"という言葉も、単に"ID"を管理(作成・削除)することだけとも思われがち。"ID"ではなく"Id"であるべきだし、"管理"といっても、単に作ったり削除したりするというメンテナンスのことだけじゃないのに...。
そもそも自分を表に出さない日本人にとっては"アイデンティティ"という考え方が少ないから、このようなことになっているのかもしれない。
ここに、さらに抽象的な"Pricipal"や"Subject"といった言葉も出てくると、どう使い分けてどう説明すればよいかが混乱してくること多々あり。
自分自身まだまだ勉強が足りない証拠。
本書では技術的な細かいことではなく、『Identityとは何か』、『Identity Managementはどうあるべきか』ということを勉強したい。
まだパラパラと斜め読みした程度であるから、これから読み込むところ。
英語だから読むのに時間がかかってしまうが、薄い本なのでなんとかなるだろう。
★★★★☆
Digital Identity: Unmasking Identity Management Architecture (IMA)
- 作者: Phillip J. Windley
- 出版社/メーカー: O'Reilly Media
- 発売日: 2005/08/11
- メディア: ペーパーバック
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