中国がひた隠す毛沢東の真実

毎日毎日、"中国"がテレビや新聞のニュースで取り上げられることがなく、一大"中国"キャンペーンとなっている。
いつもいつも中国関連本を読んだときに書いているけど、中国の人民が悪いわけではなく、多くの人民をコントロールしてきたごく一部の人間が悪い。中国人が自らの私利私欲のためだけに生きていくという文化を形成したことでさえ、やはり十数億人のトップに立つ人間がやったことなのだから。


そのトップの中でも近年でもっとも強烈な人が毛沢東氏なのだろう。
家にあった本なので読んでみたのだが、これがかなり難しい...。
近代の中国の歴史のことをかなりわかっている中級・上級者向けの内容だと思う。僕には難しすぎて、最初はかなり挫けそうだった。
後半は割りとわかりやすいのだが、前半は歴史のことで非常に読みづらい。
中国の人名や地名が非常にたくさん登場するということも理由であるが、個人的には訳がよくないと思う。もっと接続詞を挿入するなどして、文章の流れをわかりやすくするなどの工夫が必要だったのではないかと思う。
非常に興味深いテーマだし、内容が濃い本であるだけに、残念で仕方ない。


ただし、僕のような中国初心者ではなく、中級以上の人には高評価だと思う。

★★☆☆☆

中国がひた隠す毛沢東の真実

中国がひた隠す毛沢東の真実