伊坂さんって頭の中がどうなっているんだろうか?
作品ごとに主人公、登場人物がものすごい個性を持っている。
「死神の精度」に登場する死神は、サラリーマン風に仕事をせっせとこなす変わったセッティング。
人の死を"可"にするか"見送り"にするか。そんな重要な仕事を事務処理でもこなすかのように、適当に行う。
でも、そこが仰々しくなく何とも軽快な感じでよい。
短編集だけど、いつものように作品がそれぞれリンクし始める。全体としては、長編のように読める良い構成だと思う。
★★★★☆
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/02/08
- メディア: 文庫
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伊坂幸太郎氏の著書が残り少なくなってきたのが、寂しいね。大事に読まなければ。