エリヤフ・ゴールドラット氏の第五作目。
ゴールドラット氏の著書としては、『ザ・ゴール』、『ザ・ゴール2』を読んだことがあったので、楽しみにして読んだのだが...。
正直なところ、本書は何を伝えたいのかはっきりとは伝わってこない。
親子の間がやり取りして問題解決していく形式でストーリが進んでいくのだが、明確な何かが示されるわけでもなく、最後も少し中途半端に終わっている感じがする。
結局、自分で考えろということかと思い、本書の内容から伝えたかったのではないかと思われることをピックアップしてみた。
- 物事は何もかも複雑だ。それぞれの結果には必ず理由があるわけであり、それを正確に分析すること。
- 繰り返し改善できる。1つ解決したからといって終わるのではなく、次にはさらにどこが改善できるか、対象を広げることができないか、飽くなき追求が必要。
- 自分の知っている領域である"コンフォートゾーン"から抜け出すことは潜在的にネガティブになる。そこを踏み出す勇気が必要。
"コンフォートゾーン"は無意識のうちに自分を自分自身の領域に閉じ込めている。
これをちゃんと認識して、意識的にそこから抜け出すようにしていかなければ、大きな成長は出来ないということは大きな学びだった。
内容はよかったけど、ストーリとしては?な感じなので、星3つ。
★★★☆☆
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,岸良裕司,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (93件) を見る