大延長

スポーツ小説なるものはほとんど経験も興味もなかったのですが、
夏の甲子園の時期ということもあって読んでみた。


400ページを超えるボリュームではあるが、1泊2日の出張での移動時間のうちにサラサラっと読めてしまえる。
単なる高校生を描いた青春モノかと思いきや、高校野球の監督・解説者のそれぞれの人生も描かれている。


ストーリ展開や野球の流れについては正直なところ出来過ぎ感が強い。
だけど、「そんなことないだろ!! でも、まぁ、いいか。」と思えるくらいに読めてしまうのは不思議だった。
こういう読後感が良い作品は爽快。


何気に巻末の栗山英樹さんの解説も素晴らしい。
(解説を褒めることはあまりない。)


★★★★☆